zumireの日記

本読んで考えたこと

脳の見かけは個体差があまりない

人間をずらりと解剖しているのを見たことがある。スミレは医者ではないが、医学生が解剖している途中の状態を見学する機会があったのだ。

驚いたのは、身体の中身、内臓が色も形もそれぞれバラエティにとんでおり、小さいころからよく本に書いてあるような、きれいに臓物が並んだ腹の中などないということだった。

お医者さんはこんなに違うもの相手によく切ったり貼ったりできるものだと感心した。

そこに解剖の先生が、「脳もありますよ」~とポリバケツから脳をポンポンと取り出しだしたのだ。ずらりと並んだ脳は、ほとんど見分けがつかない、イメージする通りの「脳」だった。大きな障害や病気でなければ、パッと見、脳はほぼ一緒にしか見えなかった。内臓ほどの違いは見出せなかった。

不思議じゃない? 人柄や意識は脳そのもののようなのに、人格あんなに違うのに、見た目ほとんど一緒なの。

脳は本当に面白い。脳についてはまだまだ分からないことも多い。

 

フューチャー・オブ・マインド―心の未来を科学する

フューチャー・オブ・マインド―心の未来を科学する

 

 

 

フューチャー・オブ・マインド 心の未来を科学する

フューチャー・オブ・マインド 心の未来を科学する

 

 分厚すぎてちょっと読みづらいが、いろんな面から心である脳を見ていく。これから先、科学で心はどう扱われるか、どんな時代がやってくるか、びっくりすることだらけだ。

スミレの脳もたぶん見た目はアインシュタインと変わらない。ふふふ。

なんか嬉しくない? あなたの脳も見かけは天才といっしょだよ。

 

次の本いこう。