zumireの日記

本読んで考えたこと

ほんとカワイイ好きは日本の遺伝子

クールジャパンとやらで「カワイイ」がもてはやされているが、スミレも可愛いものは好きだ。その可愛さが平均的なのか常識的なのかは判断できないが、可愛いものに囲まれて暮らすのはきっと気持ちいいだろう。

 

江戸かわいい動物 たのしい日本美術

江戸かわいい動物 たのしい日本美術

 

この本ももちろんかわいい。日本画について詳しくないので、知らない人が多いが、何とも可愛らしい動物たちの絵がたくさん載っている。

去年京都の養源院へ行って俵屋宗達のゾウの絵を見たので、それが載っていないかと思ったが、なかった。きっとあのおしゃべりな住職が断ったに違いない(あくまで想像)。

三十三間堂前にある養源院は、興味深い血天井や宗達の絵があり、住職さんが説明してくれるので、かなり楽しめる。だが、この住職、寺がよほど自慢らしく、とにかく日本でここだけとか京都でここだけとかばかり連発する。

その割に、あまり手入れや掃除はなされてないように感じる。特に宗達の絵はちゃんと手入れすれば、もっときれいに見えるのではないかという黒さである。素人の素朴な感想であるが。

住職のやや過剰な愛と自慢がスミレの笑いのツボを刺激してくれる養源院、京都へ行ったら是非どうぞ。

その絵がなくても、この本は普通に面白い。マンガの原点のような絵に驚く。

テナガザルは特にかわいい。

養源院でもらった宗達のゾウの絵葉書を挟んでおこう。完璧だ。満足。

 

次の本いこう。