裁判では「なぜ殺したか」はわからない~殺人者はいかに誕生したか
日記を書くのは久しぶりになってしまった。
スミレはショックで寝込んでいたのである。
何がショックかって、ここんとこ噂のUQwimaxなのだ。
なんであの時そんな気になったのか、今までのwimaxがなくなるとかいうメールが来て慌てたのである。
契約をした直後にブログを読んで、マジ?と目が点になった。
あぁあと思ってるうちにブツが送られてきたのだが、スミレは今忙しいことと、結果を見るのが恐ろしい小心のお蔭で、まだ開封していない。
スミレ、馬鹿? 馬鹿決定?
いつ開封するか、まだ未定。
というわけで、いつものように逃避旅行に出発だ!
殺人者はいかに誕生したか: 「十大凶悪事件」を獄中対話で読み解く (新潮文庫)
- 作者: 長谷川博一
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2015/03/28
- メディア: 文庫
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2010年の単行本の文庫化。
これね、スミレ涙出た。
被害者が可哀想とかではなく、加害者の生い立ちの悲惨さにとかでなく、
この著者の、「こんな事件を二度と起こさないように」という、祈りの必死さに、泣けた。
この長谷川さんという方、なぜこんなことになってしまったのか、という真相解明のために真摯に努力してくれている。必死さが伝わってくる。
知らなかったこと、2点。
1.裁判は真相解明するのもではなく、量刑を決めるためのもの。
これは、知らなかったけど、スミレはこの方がいいように思う。
ただし、裁判と別に、弁護側でも検察側でもない立場で真相解明のシステムが必 要。でないと悲劇は繰り返される。
2.自分の息子をせっかんして殺した母親の事件、覚えていたが、こんな真相とは知らなかった。これでは真犯人が野放し状態ではないか、恐ろしい。
やはり、と思ったことは、
どの加害者も、深刻な暴力の被害者として育った、ということである。
子どもは、幸せを感じながら育たなければならない。
それが、人生を支えてくれる基盤になるのだから。
この10事件だけで、解答の一部は明確だ。
そして、長谷川氏の祈りが通じるよう、彼の行動を妨げるものがない事を祈る。
次の本いこう。