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日常に潜む悪意だとか、闇だとか、実は・・なんて感じのミステリー小説、あるでしょう。そういうミステリー、スミレはたまに読みたくなる。
なんか面白そうに宣伝してあったので釣られたわけだ。
まぁまぁだ。
4人家族の一人一人が一人称で告白していく形で、謎が提示され答えが出る。
期待したよりドロドロ汚い人間性は出ず。でも酷い結末にならずにほっとし。
日曜日にゴロゴロしながら軽く読む一冊としてはまぁまぁ。
小説はエンターテイメントだから、楽しめるかそうでないか、のみが判断される基準だ。どうせ作り事だから、上手に騙してくれれば多少リアリティがなくても許してあげられる。
あとは個人の嗜好に寄るだろう。
スミレは文章が美しいとか、うまいとかいうのもわかるが、結局は話の展開が一番気になる。だから、特に大きな出来事もないが、ちょっとした日常を楽しんでみました、クスリ(笑)などという話は嫌いである。
そういう意味でミステリーはドラマティックに作ってあるので、小説をあまり読まないスミレもたまに読もうかという気になるわけである。
それがハズレだと非常に悲しい。
この本はそこまで悲しくもないが、満足感もないのでまぁまぁである。
次の本いこう。
以上。
次の本いこう。