zumireの日記

本読んで考えたこと

中年という言葉を考える

中年と言えばスミレが思うのは腹が出たオヤジである。なぜかオバサンではない。

中年という言葉は、middle ageからきたのだろうか、それとももともと日本語にあった? いや、この本によれば、中年という時代を人間が手に入れたのは近年になってからなので、英語から来た概念ではないか。

 

中年の新たなる物語 (動物学、医学、進化学からのアプローチ)

中年の新たなる物語 (動物学、医学、進化学からのアプローチ)

  • 作者: デイヴィッドベインブリッジ,David Bainbridge,成田あゆみ
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2014/11/22
  • メディア: 単行本
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 中年とは何か、中年になるとはどういうことか、あれこれ細かく調べてみました、という本。

生物において、中年期があるのはどうやら人類だけらしい。いろんなことが気になる人がいるものである。

いずれにせよ、中年という言葉はあまりいいイメージがない。

だが若者というのにも必ずしもいいイメージのない昨今である。バカの代名詞か、何するかわからない恐怖を表すこともある。

好青年、とかいうといい意味にしかならないから、中年という時には好中年、といってみよう。

中年になると、そういうことがとても気になるようだから。

でも、今までの人生で、他人との会話で、中年という言葉を使うことがあっただろうか。ない。

あの中年の人、とか言ったことない。

やはり、中年は日本語になじまない、英語直訳語の可能性大だな。