食べる時には罪悪感より感謝でいっぱいなもんで
スミレは今積極的に肉を食べる。その方が体調がいい気がするからだ。
でも、安くて美味しい肉に皆がありつける幸せは、いつまで続くかわからないらしい。
スミレは食べたいものを食べる主義者なので、今後も肉を食べたいと思う。
だから、工場で製品をつくるように、大量に家畜をつくって肉にするのがいいとは思わない。持続不可能に見えるし、美味しい肉にも思えない。何が問題かはこの本に書いてある。こうしたら少しは良くなるんでないかということも書いてある。
もっともな話で、もっともな提案だ。しかし解決は遠そうだ。
食でも世界は別れていく。食べ物にこだわる人とそうでない人と。味か、値段か、安全性か、倫理的か。何に価値を置くかでまた違う。
あぁ難しい。飽食日本人として罪悪感あるし。
スミレの本日の夕食。豚肉と白菜ともやしの卵とじ。カボチャと人参と厚揚げの炊いたん。鶏手羽先のスープ。
なんと豊かなことよ。
この世界がずっと続いてほしい。一口30回噛むことをすぐ忘れて早食いしてしまうが、それでも幸せは噛みしめている。
難しいけど、協力はするよとスミレは思う。
うまく解決してほしいと心から願って、デザートはセブンのガトーショコラ。