zumireの日記

本読んで考えたこと

橘玲を味方に世界を生き延びるつもり

スミレは橘玲が好きだ。

 

残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法

残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法

 

 この本は2010年の本だ。この頃文庫化された。

 

 好きと言いながら、読んでいなかった本だ。

そして読んでやっぱり面白くて満足な本であった。素晴らしい、橘玲

橘玲は、特に才能もないが真面目に生きる気はある極一般的な日本人、つまりスミレが、比較的楽に暮らせる術をいろいろ教えてくれる人である。

成功へ向かってがむしゃらに努力するほどはないけど、そこそこ頑張るから幸せでいたい。できればちょっといい暮らしがしたい。橘玲は、そんなスミレの味方である。

 

この本では、術よりも気持ち的な部分を扱っている。

自己啓発からはじまり、我々がどんなルールで生きてきたのか、そしてそれがどう変わってきてるのか。確かに残酷な世界が描かれる。

どうしてこうなった、がいろんな視点から書いてあるので、スミレはわくわく興奮しっぱなしだ。知っていることを、彼の文章で読むのもまた好きなのだ(同じ本を読んでいる思うと更に嬉しい)。

 

しかし、あぁ出てきたよ、「評価経済」。いや、この言葉は使ってないが。

人の評価こそ大切、という現代ルールはスミレには不利である。スミレは人の評価なんて気にしない、ということを強みにして今まで好きに生きてきた人間である。

まぁ良い。そういう市場もある、ということで、すべてではない(はず)。

 

本の結果は、好きなことするならそこに市場をつくれ、で終わる。

まぁそうだけどね、そこは頭がいるよね、考えなくてはね。頑張れスミレ。

 

この本で気持ちを理解したら、橘玲の術へと続いていくのだ。具体的にどういうことか、どう考えるかなどね。なるほど。決して楽でもないわけだが。

それでも。

今日は橘玲を好きすぎてる。また読み返そうと思うスミレである。