この本読むともう日本はクオリティ国家にしか思えない
スミレはオタクを尊敬している。アニメやアイドルオタクだけでなく、すべてのオタクについてだ。何かについてとことんのめり込み、極めることができるのはすごい才能だ。スミレにはない才能だ。
職人的な、ものつくり系の仕事も、オタクに通じるものがあると思う。
タイトル通り、たくさんの世界に冠たる企業がずらずらとでてくる。
どの企業も圧倒的な技術で他を引き離している。それだけの質を要するところを捉える、または必要な市場を生み出している。
だから技術者と技術を大切にしている。企業が大きくなると、売る部門や管理する部門が威張ってたりするけど、技術や生産分野を大切にしている。
また、当たり前に聞こえるが、海外市場に立っているから世界に冠するのである。国内しか見ていなかったら、技術があっても世界にいない。
大前研一の本を思い出す。
この本も確かスイスみたいに職人的な国家を目指せ、だった気がする(とてもおおざっぱだけど)。
そのために、日本一国では大きすぎるので、道州制にして小国家体制に、だった。大企業より中小企業のほうが世界に立ち向かえるってワケか。
うん、わかる気がする。
これはものつくりだけではなく、サービスでもなんでも、だろう。のめり込んで何かを創り上げる、それを他が太刀打ちできないほど昇華させる。
すべてのオタクさん、今までもこれからも、あなたのような方々が、未来を創っていくのだろう。
オタクの才能を、スミレは尊敬すると同時に、激しく嫉妬している。