国民皆保険の役割は終わってたのね

ちきりんおすすめの本を読んでみる。

 スミレはちきりんが好きである。

「病院」がトヨタを超える日　医療は日本を救う輸出産業になる！ (講談社プラスアルファ新書)

 2011年発行なので、今どういう状態まで来ているのか、とても気になってしまった。順調に北原さんの考える変化は起きているのだろうか。

大きな産業となるべき医療が、国民皆保険制度のせいで、成長を抑え込まれた形になっている。なるほど、読めば納得、絶対あるべきなどど思っていた国民皆保険は、戦後の一時期に必要なものであって、現在では害になっているというのだ。

国民皆保険をやめたら、アメリカみたく保険会社のやり放題になるのかと思っていた。考えれば当たり前だが、やり方次第である。

こうして考えていくと、国が必死になって守っているものとはいったい何なのか、スミレはわからない。国が規制をかけているところほど問題がほどけないように思える。良くも悪くも市場に任せなければ、上手く進まない時代になっているということかしらんと、スミレは花粉症で垂れた洟をかむ。

確かに北原さんの考えは素晴らしい。こんな医療体制ができれば、スミレも嬉しい。

何よりも素晴らしいのは、国なんて待ってられないから、出来ることをどんどんやっていく、その精神が一番好きである。

スミレは応援する。そして洟をかむ。