銃撃されても動かずに弾を待て!~三秒間の死角
またまた友人おすすめの北欧ミステリー小説である。
- 作者: アンデシュ・ルースルンド,ベリエ・ヘルストレム,ヘレンハルメ美穂
- 出版社/メーカー: 角川マガジンズ
- 発売日: 2013/10/25
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (33件) を見る
- 作者: アンデシュ・ルースルンド,ベリエ・ヘルストレム,ヘレンハルメ美穂
- 出版社/メーカー: 角川マガジンズ
- 発売日: 2013/10/25
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (26件) を見る
上下巻。長いが、小説は読み進むほど加速がつくものである。
これはねっ!面白かった!!
あとがきによると、シリーズものの3作目ぐらいらしい。なので、特にはじめの方は何かあったんだろうなぁという思わせぶりなことが続いている。適当に読み飛ばしても問題ない。
勧められて読んだ北欧ミステリーはたぶん5.6冊になるが、一番好きだ。
潜入捜査をしてきたある人物と、それを知らされず追い詰めていく警部の話。
途中潜入捜査による他の事件隠ぺいがバレるからと、上層部が潜入者を見捨てる場面が今一つだ。あっさりしすぎというか、簡単すぎる。
だが、それからはあっという間にクライマックスへ突っ込んでいく。
読後感がいいので、不問にするが、「3秒間の死角」は、マジでできるのだろうか?
自衛隊狙撃班とかの経験がある人なら、可能かどうかわかるのだろうか、教えて欲しいものである。
潜入捜査って、大変である。スウェーデンでは実際元犯罪者を使ってやっているらしい。犯罪組織は、また警察に潜入者をつくる。流行ったマンガやドラマと同じだね。
本人も、どっちが本来の自分かわからなくなって当然だと思う。善と悪がはっきりしているならまだしも、曖昧なら最後はどちらを選ぶか悩むだろう。
直球ストレートの会話しかできないスミレには、死んでもできないってか、なったら即バレで死ぬね。怖い世界だ。小説の中だけで十分だ。
次の本いこう。