近畿大学の躍進は素晴らしいけれども、「大学」であることはやめないでね。
子どもが少なくなって、どこの大学も大変そうである。
その中で近畿大学は順調に志願者を増やしている。全体数が減る中増やしているのは、尋常じゃなく努力していると思う。
なぜ関西のローカル大学「近大」が、志願者数日本一になったのか
- 作者: 山下柚実
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2014/11/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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世の中が厳しくなると、何かしら努力しているものと、そうでないものの差がはっきりしてくる。
時代が変わってきたことに気がつくものと、そうでないものも同じく。
本の帯には堀江貴文氏曰く「大学なんて東大以外に行く意味ない。・・・」とある。
確かにそうかもしれない。高い授業料払う価値はないかもしれない。
贅沢な時代になったものである。今や「勉強」なんて、しようと思えばいつでもどこでもできるらしい。
因みにスミレは高卒なので、大学生活というものには憧れがある。楽しそうだ。
そこそこ真面目に学生出来るけど、本腰を入れるほど学問やるつもりはない。将来は漠然としか考えていなくて、絶対やりたいこともなく、いますぐ働きたいわけではない。むしろ、働かずにすむならずっと働きたくない。ずっと、は無理でも何年かはそれが出来そうだ(親のおかげで)。
という人間を、今までの大学はたくさん救ってくれてたわけである。残念ながらスミレは最後の条件がそろわなかったのだが。
そんなのんびり大学は、これから生き残るのが難しくなるわけね。
仕方ないかな。
人間どうせ一生働くんだから、大学の間4年くらい、遊びたいじゃん。ちょっとのんびりしようよ。というのが、スミレの時代だったが、無目的で暮らすより、一分一秒でも仕事する時間に回した方がいい、できるだけ無駄なことしないのが良い、というのが今の時代って感じ。
別にそれでもいいが、あまり楽しそうには思えない。少なくともスミレには。
今の時代、大学に入っても、のんびり、なんてないんだろう。何かしら未来に向けて投資しないと、ダメなやつってみなされそうである。
日本からのんびりとか、意味ない事とか、なくなりそうである。
だからこそ、大学、特に私立大学さん、頑張れ。大学生さん、頑張って生き残って。
スミレにとっては、大学こそ、意味のないところに意味があるものですから。
次の本いこう。