何もかもほっといてすぐに逃げよう ブラック企業2
スミレは涙もろいのだ。だから今日はバスの中で涙ポロリだった。
もう、本当可哀想で可哀想で。
スミレは会社勤めだが、ぬるく働いているので、たまにバリバリ働くキャリアウーマンっぽさに憧れたりする。ビジネス書や啓蒙本もよく読むので、人生の一時期仕事にすべてを捧げるストイックさにカッコよさを感じることもある。
それに自分がいないとダメだとか、必要とされるとかいう状態が、心地よく感じる時だって絶対ある。
そんな心理を巧みに利用して、精神的に追い込み、無理を要求してできなければ罵倒して、本当こんな会社の人たち人間じゃない。
おかしいと思ったらとにかく早く辞める方がいい。辞めさせないなら明らかにブラックだし、長く頑張った分だけ体や精神を病んで復帰に時間がかかる。
頑張る人ほど酷い目にあうなんて、しかも最悪死んでしまうなんて。もうみんな雇われるの止めようよ! てか会社信じるなよ、奴らは敵だよ!
プロジェクトXとか午前3時の無法地帯とかに憧れてはだめだからね!
面白く働けるうちならいいのかもですが。働きすぎ自慢してないで(いるでしょ、そういう人)、たまには人間らしい暮らしができているか自分でチェックできなくては。そんな暇ないよ、という時こそ考えるべき位置にあるんだろう。
良い企業もあるんでしょうけどね。いつブラック化するやら恐ろしい。
とにかくブラック企業はどんどん公表して欲しいね。寄るでないよ皆の衆。
ヤマダ電機とすき家には、行きません。屍が見えそうであるから。
これから働く人たち、必ず勤務状況を毎日記録しておこうね。これすごく大事。
次の本いこう。