金より気持ちのおさまりが重要~やってはいけない実家の相続
スミレにはもう親がいない。離婚した親は二人とも死んだ。
父親が死んだときには、何も悲しくない自分に驚いた。
母親が死んだときには、気持ちが前向きになるまで5年ほどかかった。
だから、実家の相続はもう終わっている。関係ない。しなくてもいい。
楽だ。
しかし、今からするという人たちは何やら大変そうである。相続税も何や変わったらしいし。
この本を書いた人は、相続を専門にしている税理士だ。
何件もこなしているだけあって、ただ得する相続を進めているわけではないところが、いい本だ。
急いで処分していくら得した、よりも、気持ちがおさまったり親の幸せを優先したりすることも勧めている。
でも相続でもめるって、死んだ人がそういう人だったのかな、とも思う。
揉め事の種をまくような人だったのかな、って。
次の本いこう。